富士山登頂モデルプラン

 

多くの方が五合目までは車などで行かれることと思いますので、
五合目からのモデルプランを紹介します。

日帰り
日帰りプランは健脚の人でも登りで4〜5時間ぐらい、下山は2〜3時間位かかるため
(登山口により異なる)、一般の登山者には難しいと思います。
御殿場駅前のタクシー運転手さんに聞いた話では、子供の頃は御殿場口から
日帰り登山をよくしたとおっしゃってられましたが、やはりかなりハードです。
やってできないことはないとは思いますが、脚に自信のある人以外は
やめておいた方がいいと思います。

夜行日帰り
夜に五合目を出発。夜通し登山し登頂、翌日に下山してくるプランです。
夜中に登山するため、日中の熱い日差しは避けられますが、
暗いため登りにくく、危険も伴います。
吉田口や富士宮口では登山者がいっぱいいるためあまり心配ないとは思います。
しかし寝不足などで疲労し高山病にかかる確率も高くなります。
若い人にはいいと思います。
夜中に延々と続く登山者の懐中電灯の明かりの列もきれいなものです。
新宿駅西口を夜たち、河口湖口五合目に夜中(11時半頃)到着する高速バスがあります。
週末などはかなり混んでいますが。

1泊2日
昼前ぐらいまでに五合目に到着し登山。夕方に七〜八合目の山室に到着宿泊。
山頂でご来光を見たい人は夜明け前に出発します。
吉田口や須走口では、山室から御来光を見られるため
無理に夜明け前に出発する必要はありません。
御来光を見た後に山室を出発。ゆっくりと登頂し、下山してくるプランです。
このプランは結構余裕があるため、初心者にお勧めです。
ただし富士宮口では山頂付近まで登らないとご来光は見られません。
御殿場口では七合目位から上ならば見られるようです。
どうしても山頂で御来光をと思う気持ちも分かります。
やっぱり山頂で見るご来光は格別ですし、満足度がやはり違います。
ただ吉田口(須走口)や富士宮口では山頂付近で御来光渋滞があり、
思うように進まず御来光に間に合わないなんてこともあります。
混み合う登山道では(特に週末)余裕を持って山室を出発した方がいいです。
それと山頂は風も強くかなり冷え込み、御来光を待つ間が辛いです。

その他夕方少し前に五合目を出発し夜山室で仮眠、夜明け前に山室を出発する
半泊2日のプランもあります。

私のお勧めは1泊2日、富士宮口から登り、八合目で御殿場口に迂回する。
七合九勺の
赤岩八号館に泊まりそこでご来光を見た後に登頂、下山するプランです。
御殿場口は登山者が極端に少ないため、夜明け前に山室を出発しても
山頂付近での渋滞はありません。
赤岩八号館はすいているし、カレーライス食べ放題です。