'97 富士登山記

河口湖口五合目

御来光間近

御来光間近

御来光間近

御来光

火 口

火 口

富士山測候所

剣ヶ峰

奥 宮

南アルプス

吉田口下山道

山中湖

山頂(下山道より)

吉田口登山道

 

 '97 富士登山記

1997年8/19。本年度は2回目の富士登山。
今回は新宿を夜バスで出発し、夜中に吉田口五合目に到着。
そのまま夜間登山で山頂まで一気に登った。七月の下旬に登ったばかりで多少疲れがある。
それに夜間登山は若いうちはいいがこの年(?)では結構きつい。

23時半頃五合目に到着。身体を慣らすためゆっくりと登山準備。
五合目は霧がかかっていた。吉田口(河口湖口)の標高は2,305m。
夜間慣行で山頂を目指す。お盆期間を過ぎているため結構人は少な目だ。
混雑しているとご来光までに山頂に着けないおそれがあるため、
これぐらいすいている方がかえって良い。吉田口は1番人気のある登山道だ。
しかし結構ハードなコースなのだ。
0時登山開始。多少もやっているが寒くもなく風も穏やかだ。吉田口は六合目までが結構長い。

六合目の雲海荘あたりまで来ると視界は良好となった。
七合目以上の山室の明かりが上まで点々と見えている。
登山者の懐中電灯の明かりもずーっと続いている。昼間十分に睡眠をとったが、それでも眠い。
吉田口は六合目を過ぎると本格的な登りとなる。休憩をとりながらマイペースで登って行く。

七合目最初の山室花小屋に到着。
その後登って行くごとに山室があるのだが、どこもみんな七合目だ。
7.2合とか7.4合とかって書いていて欲しいよ全く。
7〜8合目にかけては足場がすごく悪い。
岩場で足元がごつごつしていて、はって登るような所もある。

そうこうするうちにやっと八合目太子館に到着。ここで標高3,100mだ。
山中湖や河口湖周辺の夜景が綺麗だ。
天気がすごく良いようだ。これはきっとすばらしいご来光が見られるはずだ。
今回夜中0時出発と時間に余裕があまりないため結構忙しい。
本八合あたりから胸突八丁と書いてあるように登りがいっそうきつくなる。
九合目到着。ここで3,600m。山頂まではもう後わずかだ。

登山道が階段状になり鳥居を過ぎ山頂到着。時間は5時少し前。約5時間で登ってきてしまった。
そして東の空が朝焼けに染まって行く。なんとも形容のできない美しさだ。
天気がいいため山中湖も見えてきた。
湖面の色がだんだん黒っぽい色から紫色に変わって行くのがわかる。
東の空はもう明るい。ご来光をじゃまする雲もほとんどない。
そして待ちに待ったご来光。美しい。
回りからは歓声が上がる。このご来光を見るためはるばる苦労しながら登ってきたのだ。
疲れも吹き飛んだ。火口で記念撮影し富士山測候所へ。空が真っ青でそして近い。
測候所脇に剣ヶ峰の碑がある。ここが3,776m地点だ。
征服した満足感に浸りながら記念撮影。その後測候所前でしばし仮眠をとる。

お鉢巡りへ。南アルプス連峰が綺麗に見えている。
本当に最高の天候に恵まれた。

専用の吉田口下山道で下山。途中下界のすばらしい景色を拝みながら無事五合目に到着。
今回は天候に恵まれ最高の富士登山になった。
 

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